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CPI お客さま導入事例

神山で立上げた “しずくプロジェクト” で世界に挑戦しています
やりたい仕事に没頭するために安定の CPI を使っています

キネトスコープ社

  • 代表 廣瀬 圭治 様
プラン
シェアードプラン™ ACE01
用途
コーポレートサイト
ブランディングサイト
顧客提案サーバー

「田舎には、デザイナーが世界に挑めるようなビジネスチャンスがある」と語るのは、大阪から人口 6,000 人の過疎の町「徳島県神山町」に移住した IT 企業の代表 廣瀬さん。ウェブ制作の仕事に加え、減ってしまった神山の水を「デザイン」で蘇らせようとする活動「神山しずくプロジェクト」に情熱を注いでいる。廣瀬さんのチャレンジに CPI がどのように利用されているのかうかがった。

もくじ
  1. キネトスコープ社
  2. キネトスコープ社と CPI
  3. IT ベンチャーが集う、人口 6,000 人の過疎の町「神山町」
  4. 鮎喰川の水を守りたい。「神山しずくプロジェクト」

1.キネトスコープ社

大阪本社のウェブ制作会社。代表の廣瀬さんは 2012 年に徳島県神山町に移住。古民家を改装してサテライトオフィスを開設、徳島・大阪・東京などの案件を行っている。
2014 年には神山の水源を守る活動「神山しずくプロジェクト」を立上げ、デザイナーの視点で山の問題に挑んでいる。

神山にある廣瀬さんのオフィス。離れを改装しオフィスとして利用している。敷地内には畑もあり、農作業や薪割りを日常的に行っている。趣味は釣り。暖かい季節の早朝はよく釣りに出かけているという。

2.キネトスコープ社と CPI

─ CPI の利用状況と使用感について詳しく教えてください

CPI は「安定していて手頃」

当社の CPI 利用歴は 12 年以上です。利用のきっかけは、行政関係の大規模サイトに CPI を採用したことでした。採用理由は「安定・信頼性・使いやすい価格」の 3 点を備えていたことです。12 年前は、安定感のあるサーバーは月額 20 万円近くするものもありました。その中で CPI は安定感がありつつ手頃に使える価格でした。それからは、サーバーが「サイトに対してハイスペック過ぎる」方など、多くのお客さまが CPI に乗り換えました。

「仕事に集中できる」点で CPI のコストパフォーマンスは最強

CPI は安定感があるから自分のやるべき業務に集中できる。と廣瀬さん。

私は「安くて不安定なサーバーを使うことはプロとして恥ずかしい」と考えています。お客さまにとっては、月額数百円のサーバーを使って、年に数回トラブルが起こり、トラブル対応分を請求されるのなら、それは決して安い買い物ではありません。デザイナーもまた、サーバー対応をするよりも本来自分がやるべきデザインの仕事に注力したいと思っています。CPI の共用サーバーは月額数千円で「安定を買える」ので、数百円のサーバーよりもむしろ安く、それ以外のサーバーとくらべても総合的なコストパフォーマンスは最も優れています。餅は餅屋。私はサーバー周りの煩わしい業務を CPI で減らし、大切な業務に集中できる環境をつくっています。

制作会社に嬉しい「スマートリリース」機能

スタッフに一番人気があるのも CPI です。特に「スマートリリース」は制作会社にとってはありがたい機能です。テストサーバーがついていて、お客さまが制作物を確認した後は、ボタンひとつで公開できます。作業量が減ってスタッフは「とてもいい!」と話しています。また、年末年始などの「お客さまは稼動日」で「制作会社は休み」の場合でも、公開したいコンテンツを準備しておけば、ボタンひとつで公開できて確認作業も最小限で済むので、休みはちゃんと休めるようになりました。本当に制作会社のことを考えているサーバーなのだと感じています。

「マルチドメイン」で新規事業をスモールスタート

最近は 1 契約で複数のドメインを使える「マルチドメイン」サービスが始まりました。これにより、サーバー代がネックになる小さな商店や事業者さんに、コストを抑えながらホームページを作る提案ができるようになりました。当社が 2014 年に立上げた「神山しずくプロジェクト」もマルチドメイン内で動いています。新規事業を小コストで立ち上げるのにも向いています。

サーバー関連作業を「丸投げ」できる

CPI をひとことでまとめるならやっぱり「安心・安定」です。トラブルの少なさは、あたかも「サーバー関連の業務を丸投げ」している状態に似ています。サーバー業務も行っている会社には、早朝の呼び出し・パッチ当て・セキュリティで夜も眠れないなどの大変さがあります。これらの大変さを CPI の共用サーバーは引き受けてくれます。

CPI は「やりたいことをする」ためのパートナー

CPI の安定感は、「神山しずくプロジェクト」のような自分たちが「やりたい仕事」に注力するために欠かせません。当社ではそのために CPI とパートナー契約をしています。

3.IT ベンチャーが集う、人口 6,000 人の過疎の町「神山町」

鮎喰川の谷間に開けた人口 6,000 人の過疎の町「神山町」。山間地域にも光ファイバー網が整備されている徳島県のインフラ事情と、「創造的過疎」という言葉を掲げて移住者の誘致を行っている NPO 法人グリーンバレーの活動により、神山町は人口流入が続いている。IT ベンチャーなど、サテライトオフィスが 10 社以上存在する。

─ 廣瀬さんが神山に移住したいきさつを教えてください

六本木のド真ん中で抱いた、神山町への衝動

神山町を知ったのは、2012 年に東京ミッドタウンで開催された「わたしのマチオモイ帖」という展覧会でした。そこでダンクソフト社の副社長に出会い、神山のサテライトオフィス事業のこと、まだ始まったばかりで自社を含めて参加企業が 2 社であることを教えてもらいました。

私が起業したての頃のインターネット回線は ISDN でした。当時、「いつか高速回線が日本に行き渡り、どこにいても仕事ができる時代がくる!」と考えていたので、私と同じようなビジョンを実行している人がいることに衝撃を受け、いてもたってもいられず神山町について調べ始めました。

「あなたは神山に移住してほしい人そのもの!」

行きついたのは神山の NPO 法人グリーンバレーの理事長 大南信也さんでした。神山が求める働き手や起業家を、家・土地付きで公募する「ワーク・イン・レジデンス」で人を誘致し、町を盛り上げていくという話を聞いて「仲間にいれてほしい!」と思いました。

最初は「移住」までは考えておらず、サテライトオフィスを開いてスポットで使おうと思っていました。ところが、思わぬ「移住ラブコール」をいただきました。というのも、グリーンバレーは「田舎に来ても仕事があり、自分で暮らしていける人」をメインターゲットに移住者を集める「創造的過疎」という考えで活動しており、デザインの仕事と家族がある私は、彼らのターゲットそのものだったからです。

これをきっかけに移住について考えはじめ、「子育ての環境・生活面など、本当の意味での豊かさを手に入れたい」という私のビジョンに田舎暮らしが合っていたことから、神山に移住を決めました。

2012 年の移住からまる 2 年。大阪・東京のクライアントワーク中心だった仕事を地元案件にシフトさせ、神山で自立できるように取り組んでいる。田舎にとっては「都会からやってきた仕事のできる集団」。人脈ができると「仕事をやってほしい!」と、コンペではなく直接依頼が来ることもあるという。

4.鮎喰川の水を守りたい。「神山しずくプロジェクト」

神山町の中央を流れる鮎喰川の水は、30 年前の約 3 割に減少。原因は、山全体を覆う杉の人工林が手入れされないこと。廣瀬さんはデザインの視点で杉の人工林問題に挑む。

─ 「神山しずくプロジェクト」について教えてください

30 年前のわずか 30 %に減少した鮎喰川の水量

移住後、周囲の「緑豊かな山」が全部人工林だと知りました。高度成長時代、神山町は林業でとても栄えましたが、林業が廃れると、手入れされなくなった森には光が差し込まなくなりました。これが原因で山の保水力が落ち、鮎喰川の水が 30 年前の 3 割に減りました。地元ではこの問題を認識していましたが、林業の視点では解決策が見つからないまま放置されていました。

水量が 30 年前の 30 %まで減ってしまった神山町の中央を流れる鮎喰川。

デザインの視点で「ゼロ価値」の杉に価値を与える

林業で山と水の問題を解決できないのなら、デザインの視点で小さな経済の歯車をつくろうと考えて立ち上げたのが「神山しずくプロジェクト」です。

川の水量を保つひとつの方法が「間伐」です。しかし、「間伐」をしようにも、杉は「ゼロ価値」と言われるほど使い道がありません。独特の赤と白の模様があることで建材として使いにくいうえ、価格面でも海外のものに太刀打ちできないからです。そこで、私は杉を切る理由を作ることにしました。薪にする・器を作り販売するなどです。

この活動を続けるためには経済活動にする必要がありますが、ただお皿を作って売るだけでは売れるはずもありません。そこで、私の持っているクリエーターとしてのスキルや経験を使い、プロダクトデザイン、ブランディング、事業全体のデザインに取り組んで持続可能な活動に育てることにしました。

廣瀬さんは 徳島県「デザインで蘇る森の実証実験事業」「しずくプロジェクト」として NPO 法人グリーンバレーと共に活動をはじめた。

神山しずくプロジェクトから生まれた杉の器

鶴 Tsuru
心材に独特の赤みがある徳島県の杉は、建材や工芸品に不向きと言われてきた。鶴 Tsuru シリーズは、独特の赤みが個性になるようデザイン。手挽きロクロ一筋 45 年の木工職人の技により芸術的な木目の器が誕生した。

亀 Kame
拭き漆を施した亀 Kame シリーズ。職人の世界では杉と漆の組み合わせは非常識であることから、漆を施した杉製品はほとんど存在しない。昔ながらの常識とは無縁のデザイナーだからこそ作れた深みのある逸品。

しずくを支える阿波の職人。木目が荒く、柔らかい「杉」はやっかいな素材で、誰も手を付けたがらないのが本音。「どうしてもこれを作りたい!」というデザイナーの情熱にこたえてくれたのが徳島の職人だった。繊細で熟練された技術が結晶しプロダクトが誕生した。

残った間伐材を誰でも無料で使える薪ステーション。間伐材の薪割りをすると、自分が割った薪の半分の量を持ち帰ることができる。

ブランドストーリーと一緒に届け、広がりはじめた「SHIZQ」

「SHIZQ」シリーズは、ブランドストーリーとセットで届けたいと考えています。ウェブサイトや冊子で「SHIZQ」の紹介をはじめて約 10 ヶ月。だんだん認知度が上がってきました。例えば、政治家の小泉 進次郎さんが神山町の視察で「SHIZQ」のプロダクトを知り、「まちづくりや地方創生に必要な精神を象徴するタンブラー」として講演会や Facebook などで紹介してくれています。この様に、ストーリーが広がるのは嬉しいことです。

政治家の小泉 進次郎さんは神山町の視察で「SHIZQ」のプロダクトを知り、まちづくりや地方創生に必要な精神を象徴するタンブラー」として講演会や Facebook などで紹介している。

田舎でしかできない事業を確立したい

神山での私の取り組みは小さなものですが、ここでしかできない事業です。それは社会的にも優位性のある事業と考えています。生産したものが世界に出て行き、商品を売って得たお金で水の保全をする。そして地元の雇用を生むところまでやりたいですね。

田舎にはクリエーターにとってチャンスがある

田舎では、仕事をもらえる環境はありませんが、仕事を作っていくことができればチャンスがたくさんあります。都会で仕事の取り合いをするのに比べ、自分で仕事を作り、自分のやりたい方向に転がしていけることは幸せです。

─ 最後にメッセージをお願いします

チャレンジするなら安心できるサーバーが一番

田舎には、デザイナーが世界に挑めるようなビジネスチャンスがあります。サーバーをうまく使えば世界に目を向けられるようになります。もし安定したサーバーがなければそうはいきません。田舎の事業こそ信頼できるサーバーを使い、新しいチャレンジや、やるべき仕事に注力するといいと思います。
2015 年の 9 月にしずくブランド商品をミラノ万博に出展する予定です。今からとても楽しみです!

貴重なお話をありがとうございました!
インタビュー: 2014 年 10 月

会社名
キネトスコープ社
事業内容
WEB サイトの企画・デザイン・制作・運営・神山しずくプロジェクトなど
住所
徳島県名西郡神山町神領字本上角 90
キネトスコープ 神山サテライト
URL
http://www.kinetoscope.jp/
http://shizq.jp/ (神山しずくプロジェクト)

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